エスワンで言うところの『交わる体液、濃密セックス』シリーズみたいな企画であり、
監督も紋℃を起用している事からもかなり似通った内容となっており、もはやメーカーに
よる差別化どころかメーカーの特色すらない時代に突入しているのであろうか。
それは兎も角、『激しく求め合う濃密接吻と終わらない連射性交』とタイトルにあるように
基本的にセックスパートから構成されているが、表題と関係のない抜きパート、
それも手コキによるものが用意されている事で、中盤に中弛みを生むことになる。
なぜならば、セックスの一技巧である手コキそのものでワンパートを消化させて
いるのだから退屈を生じさせるに十分な原因であろう。
そして「濃密接吻」と言うには、玉木や鮫島はコンサバ男優であり、佐川銀二にしても
パンチャータイプであっても特段ベロキスが得意なキャライメージはない事から
起用された男優のメンツには物足りなさがが感じられ、即ちミスキャストであろう。
また、「連射性交」とあるように、終盤、2回の射精を伴うフィニッシュとなるが、
全てが同じ終わり方と言うのは、同じものを繰り返し見せ付けられる事に他ならず、
抜きパートで中弛みさせて上でのこれらの演出は、商品の品質を低下させるだけであろう。
また、アイデアの引き出しが乏しい事で定評のある「紋℃」を監督に起用したのであるから
仕方がない事ととは言え、全てのセックスパートにおいてはくんずほぐれつ絡み合うと言う
プレイスタイルが画一化されており、同じ様なカラミを繰り返し見せ付けられるのは、
パートを経るごとに退屈さが増す事となるのは必定であり、
内容を変化に富んだものにしなければ、頑張って演じた女優さんが可哀想ではないのか。
ただ、本家エスワン(交わる体液、濃密セックス)ではよく見受けられる
情事の終わりに女優がお代わりをせがんで男優を困らせる小芝居が既定路線となっているが、
本作では、一部で見受けられるものの、それぞれのパートのフィニッシュは差別化が
図られている事や、監督が全編を通じて一切合切登場しておらず、昨今の粗製乱造されてる
エロビデオにおける監督の悪目立ちを鑑みれば重畳であり、これらは、もしくは
これらだけは評価に値すると言っても過言ではなかろう。
それでは以下に、各プレイの概要を記す。
①セックス。
男優は佐川銀二が担当しているが、女優もしくはプレイスタイルとの相性が悪かったのか、
しかとした理由は解らないものの不発と言う印象しかない。
事実、前戯で4回、ファックで4回しか絶頂しておらず、本作では抜きパートを除いて
最も少ない絶頂回数である。
②抜きパート。
汁男優4人に対して女優が完全な責め手となって片っ端から手コキで抜きプレイとなる。
尚、一部に顔騎でクンニさせて1回絶頂するシーンがある。
③セックス。
男優は玉木。コンサバ男優であるが故に男優による差別化も期待できず、
愛撫し合ってくんずほぐれつ絡み合う演出に沿った極々普通のプレイである。
尚、絶頂回数は前戯で2回、ファックシーンで14回である。
④セックス。
男優は鮫島。ここでもこれと言った特筆すべき点は見受けられない。
尚、絶頂回数は前戯で3回、ファックシーンで14回である。
女優は、青空ひかり。
可愛い顔立ちをしており、身長153cm、スリーサイズはB85cm W58cm H83cm。
Dカップのバストに、腰は括れて、程良い大きさの尻をした適度な肉付きの肢体である。
同じパターンを繰り返すことを除けは、各パートにおけるセックスのプレイ内容は
奇を衒るものでなく、コンサバ男優の起用も相まって、良くも悪くも普通のセックスでは
あるが、逆に言えば、それが女優の魅力を妨げる要因とならず、
演出も普通、また監督が直接的に自らがしゃしゃり出る悪目立ちをしない事なども相まって、
普通に見る事の出来るエロビデオとなっている。
であれば、作品の成否は女優にかかってくるが、彼女の性的性能は高く、
敏感にビクついて喘ぎ悶えて感じまくって、全身を硬直させるとビクビクさせて
数えきれない程何度も絶頂して虚ろになると言う素晴らしい性的パフォーマンスを発揮して
見応えのあるカラミを見せてくれており、
結果的に、確実に抜ける作品である。
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