インタビュアーがスタッフを交えて目立つシーンが短いながら差し込まれている時点で、

本作の監督が承認欲求を欲しているガイジか、ただのイキリである事が推測される。

また、このインタビューの声の汚さと喋りの賤しさは、とてもとても不快なものであり、

更にはこの香具師、顔出し状態でプレイパートにまで登場して汁男優要因と化すだけでなく、

ソロで女優を愛撫まですると言うとんでもない悪目立ちまでしでかしており、

本当に気持ち悪い。それは兎も角、以下に各パートの概要を記す。

最初のパートは、セックスである。

何故か盗撮風のカメラアングルから始まるが、意味が解らない。

プレイ内容は普通ももので特筆すべきものはない。

ここでも絶頂回数は、前戯で1回、ファックシーンで6回となっている。

尚、男優は羽田タカシが担当している。

２番目のパートは、変則的な複数プレイである。

前戯はおもちゃ責めから始まり、断続的に男優が追加投入されていき、

最終的には５人の男優が見受けられるが、黒沢せつねと市川哲也がエースを務め、

その他の有象無象の三下野郎たちはアシスト＆ぶっ掛けを担当している。

ただその他３名の内の一人は、冒頭で出しゃばったインタビュアーであり、

冒頭の女優への責めをソロで担当すると言う愚行を犯してはいるが、

その他の汁男優要因がファックにも参加したのに対し、彼はハメてはいない。

それはともかく、このインタビュアー兼汁男優は誰なのであろうか。全く以って不快である。

ここでの絶頂回数は、前戯で５回、ファックシーンで11回となっている。

ラストパートは、セックスである。

ここでは寝ている女優に対して不意打ちでセックスを始めると言う

ドッキリ風の演出が取られているが、これもまた白々しく興醒めである。

また、「出会って〇秒で」程の即ハメではないにしても、同じ傾向のアイデアである為、

前戯をおろそかにして時間はほぼ割くことなく、早々とファックに突入する流れとなる。

尚、プレイ中に夫から連絡があり、ファックしながら電話で話すと言う定番の演出も

見受けられるが、もうそろそろこんな手垢に塗れてマンネリ化したアイデアを

いつまでも使うのは止めたらどうか。

また、ここでも盗撮風のカメラアングルから始まるが、何故この演出に拘るのか

意味が解らない。

肝心の絶頂回数であるが、前戯は０回、ファックシーンでは８回となっている。

前作のデビュー作において、寝取られ願望のある旦那によってAV出演をさせられた女優

であるが、今回は、快楽の暗黒面に堕ちて夫の内緒で再出演すると言う用意された

ストーリーに沿ってプレイが展開されており、

具体的に述べれば、男優陣による背徳感や罪悪感を煽る言葉責めや

お決まりの、お約束の、定番の、プレイ中に声を押し殺して平静を装って

夫と電話で受け答えするシーンがあったりしているが、

これらベタな演出は、よほど巧くやらないと白々しさで興覚めになるが、

本作もこの例に漏れず、稚拙で幼稚な演出は不要と言う他なく、

更に言えば、高い性的ポテンシャルを誇る女優は、これらの設定をプレイ中も演じる為に、

確実にパフォーマンスが低下すると言うデメリットが感じられる事から

徹頭徹尾ド低能な監督は、即刻、ご退場願いたい。

ただ、フェラ抜きやオナニー、おもちゃ責めを独立したパートにして構成して

収録時間の枠潰しをするパターンの商品が多い中、本作はセックスだけ３本番で

成立させているのは評価できよう。

そして、各パート差別化が施こしている努力を認めはするが、

残念ながら監督に才能どころか役職を執行するだけの能力さえ乏しいが故に

アイデアが最低最悪と言わねばならず、複数プレイでは変則的な演出を取っているが、

その意味も意図も解らないだけでなく、ただむさい男が大量に舞台に上がり、

女優の画面占有率を下げているだけであり、そもそもインタビュアーのソロで始まる

展開自体に疑問を抱かざるを得ない。

また、ラストパートは寝込みドッキリ的な演出であるが、だれがこの様な猿芝居を

望んでいると考えているのか。

このように稚拙で幼稚な差別化は、絶対的に不要であると言えようし、

商品の根幹にあるストーリーと言い、女優の魅力をスポイルすることしか

してないでは、監督は当然であるが、引いてはSODクリエイトとか言うメーカーの

コンプライアンスはどうなっているのであろうか。

しかしながら、女優の性的魅力はとても素晴らしいものでありが、

敏感にビクついて喘ぎ悶えて感じまくり、全身を硬直させるとビクビクと震わせて

絶頂すると言う高い性的パフォーマンスを発揮しており、

彼女の存在だけで、十分にエロビデオとして成立させてくれており、

結果的に、抜ける作品である。