状態であるのは好ましく、コストパフォーマンス的にも悪くない方法であると思われる。

また、ストーリーにドラマ性を持ち込まないエロの筋書きをポン付けした程度であることを

鑑みれば、設定だけを説明するドラマシーンを用意すれば済むだけに、

監督の能力に拠らずに一定の成果が得られるタイプの商品である。

120分で4部構成となっており、内訳はセックス、セックス、フェラ抜き、セックスである。

しかしながら、3つあるセックスの内の一つは、端折った上に時間も短く、エロパートでも

ドラマパートでもないあまりにも中途半端なものである事から尺合わせと言う印象しか

受けず、こんな事をするならば、ユーザーにとって不要なパートは削除して

その分、時短して収録時間を短くするか、他のエロパートに時間を配分すべきであろう。

故に、本来コストパフォーマンスが悪くならないはずであるのに、

そうはなっていない事を鑑みれば、タイトルの間違いと言い、監督の能無しぶりが窺える。

以下に、各パートの概要を記す。

最初のパートは、セックスである。

オーソドックなソーププレイから始まっており、メインはベッドでの男優主導の

セックスとなっている。尚、絶頂回数は前戯で3回、ファックで3回となっており、

カラミ自体はあまり見応えのあるものではない。

2番めのパートは、セックスである。

前述した尺合わせのカラミであり、マットプレイはそれなりに映し出しているが、

肝心のセックスは中途半端な上に端折って終わっている。

全く以って見る価値のないものである。

3番目のパートは、フェラ抜きである。

最初に女優が愛撫されるシーンから始まって2回の絶頂を見せ、

次いでフェラをして射精に導いて終わっている。

ここまでの2つのパートでフェラを散々見せ付けられている事から

愛撫シーンがあるにせよ、フェラだけでパート化されたものを用意されても

冗長なだけで、中弛みを生む原因となっている。

ラストパートは、セックスである。

ここでもマットプレイから始まり、メインはベッドでのセックスとなっている。

絶頂回数は、前戯で1回、ファックで5回となっている。

尚、全編を通じてエロパートを担当する相手役の男優には佐川銀二が起用されている。

女優は、黒川すみれ。

身長171cmに、スリーサイズが、B84cm W58cm H93cm。

奇麗な顔立ちであり、Dカップのバストに、腰は括れて、大きな尻をした

スレンダーボディである。

前述した様に、時間稼ぎのデブリパートを用意している事から

実質のセックスパートは2つとなっており、本作はソープものではあるものの

ソーププレイからベッドへのセックスと言う差別化のないカラミは

同じカラミを繰り返し見せ付けられると言う観点から

冗長さを誘発する原因になっている。

また、中出しＯＫの風俗と言う設定、及びドラマ作品と言う事で、

中出し演出の疑似性を否定、及び批判する事は絶対に出来ないが、

中出しを強調する為に精子が垂れ出る膣をアップにすることから

昨今の粗く大きなモザイクが画面いっぱいに広がることを鑑みれば、

必然性のない、そして意図も意味もない中出し演出などすべきではなかったと思われる。

そして何よりも問題なのは、ビクビクと体を反応させて喘ぎ悶えて感じまくり、

全身を硬直させると弾ける様な激しくキレのある痙攣を見せて絶頂すると言う

素晴らしい性的パフォーマンスを発揮する女優であるが、

全編を通じて絶頂回数が少なすぎると言うのは致命的であり、

過去見た彼女の作品の多くでも絶頂が少ない傾向が見受けられる事から

この女優さんの内在する問題なのかもしれない。

と言うか、ドラマ作品であるのなら、嘘でも女優の絶頂回数は及第点レベルまで

引き上げるべきであろう事は、エロビデオであれば、それが然るべきであろう。

結局のところ、その派手な性的パフォーマンスからおのずと期待値が高くなるが、

絶頂回数的な意味合いでは、それに応える事が出来ておらず、

結果的に、抜けない作品である。