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SODクリエイトからリリースされた野々原なずなのデビュー作である。

内容は、140分で5部構成。

最初のパートは、インタビューである。

質疑がテロップでなされている事は、おっさん声を聞かされるなどの不快感がなく、

監督の悪目立ちする余地がない事から非常に評価すべき手法であるが、
その内容は、有象無象のAVと同じ様な内容の為、女優のアイデンティティを

深堀りすには至ってない。そして質疑応答だけで終わっており、

本作には初脱ぎシーンは用意されていない。


2番目のパートは、初セックスである。

初めてのカラミでありながら、女優の思い出をベースに味付けした程度の薄い設定のもと、

稚拙な寸劇が用意されている為、デビュー作初ックスの唯一無二感は皆無である。

女優はキスされると徐々に舌を絡まし合い、愛撫されながら脱がされていき、胸を揉まれて
乳首を舐められて吐息を漏らし、膣を開かれて晒されると「恥ずかしい」と羞恥に身を捩り

手マン、クンニされるも絶頂はなく、フェラをした後、ペニスを挿入されると様々な体位で
ファックされて喘ぎ悶えて2回の絶頂を見せており、最後は胸に射精されると

お掃除フェラをし、キスされて終わっている。尚、相手役の男優は知らない三下である。


3番目のパートは、セックスである。

ここでも安っぽいシチュエーションのもと、カラミが展開する設定となっており、
女優と男優平田つかさは見つめ合ってどちらからともなくキスして舌を絡まし合い、

胸を揉まれて乳首を舐められ、膣を視姦されると手マン、クンニされて2回絶頂して
潮を吹く場面も見られ、フェラをした後、パイズリされるシーンもあり、

ペニスを挿入されると様々な体位でファックされて喘ぎ悶えて感じまくって
7回もの絶頂を見せており、最後は顔射されるとお掃除フェラをしている。

尚、これが本作のベストパートである。


4番目のパートは、フェラ抜きである。

ここでも設定は用意されており、即ち、図書館でシコっている同級生の男子を見つけて
悪戯するシチュエーションであるが、常識的に考えてリアリティがない事この上ない。

それは兎も角、ここでは女優が汁男優を責めるプレイであり、最終的にフェラをして
射精に導いて終わっている。


ラストパートは、セックスである。

最後の最後まで安っぽく薄っぺらい設定が用意されており、
女優は、男優市川哲也に体を弄られるとキスされて舌を絡まし合い、

愛撫されながら脱がされていき、乳首を舐められ、クリを擦られて絶頂し、
アナルと膣を共に広げられて晒され、クンニ、手マンされて1度だけ絶頂して

潮を吹き、男の体を舐めるとフェラをし、シックスナインで1回の絶頂、
パイズリをするとイラマチオされた後、ペニスを挿入されると様々な体位でファックされて

喘ぎ悶えて感じて4回の絶頂を見せており、最後は顔射されて終わっている。

尚、情事の後の余韻を見せることなく、男優が感想を聞いているが、帰ってきた返事は
「気持ち良かったです」「(これからも)頑張ります」と2言だけと言う

全く以って質問する意味がないと言うか、質疑の仕方が稚拙すぎる故に
興醒めすぎて溜息すらでない。

また、ラストパートにも関わらず、ここでの女優の性的パフォーマンスが
全編を通じて最高のクオリティを見せていない為、クライマックスとは成り得ていない事は

極めて不満が残るものである。


女優は、野々原なずな。

可愛い顔立ちをしており、身長153cm、スリーサイズは、B92cm W60cm H90cm。

Gカップのバストに、腰は括れて、大きな尻をしたムッチムチした肉付きの肢体である。



インタビューは通り一辺倒のステレオタイプなもので、時間も短い事と相まって

女優のアイデンティティを深堀する意図があるとは到底思えず、

デビュー作特有と言ってよい初脱ぎパートすら用意されていない事や

更には、各パートにおいては回想と妄想を足して2で割った様な薄っぺらい設定が

用意された上で、そのシチュエーションの沿ったプレイが展開されている。

初セックスですらこの様な趣向となっており、

はっきり言ってデビュー作の体裁が整っている商品とは言い難いもので、

女優が専属である事を鑑みれば、この後いくらでもこんな企画でお茶を濁す機会が

あるであろうに、何故、デビュー作でドキュメント捨ててまで、

こんな企画を採用したのであろうか、少なくともデビュー作でやることではない。

本作のプロデューサーは、相当のドアホなのであろう。

どれくらいかと問われれば、頭が軽くてちょっとした風で天高く舞い上がる程であり、

その飛距離の秘密はタンポポの綿毛も参考にしたと思われる程に

全く以って度し難いレベルである。



セックス3本番+フェラ抜きと言う構成であるが、中盤にフェラ抜きパートがある事で、

それまで散々、セックス中のプレイの一環として見せられてきたフェラを

別途パート化されて更にはミニドラマ風にして用意されても中弛みを生む

要因になるだけであり、粗製乱造されるAVによく見受けられるパターンではあるが、

そもそも、このフェラ抜きパートを用意しなければならない決まりは考えなおした方が

よいのではないか。みんながやっているからヤルではプロとしての仕事ではなく、

惰性で作ったものに値札を付けて売るのは、もはや作品でなく、商品でもない。

であるならば、フリーマーケットで売り給えよ、自称健常者諸君。


それはともかく、デビュー作の体裁をとっていない事から意図的に新人らしい初々しさを

演出することもなく、かと言って女優がイケイケの性格で性的パフォーマンスを全開に

している訳でもない。

女優の「個」としての恥じらいや緊張は見受けられるが、作品のとしての「全」の観点では

初々しさを無視して製作している事で、どこに焦点を絞って商品を作っているのか

何をコンセプトにしているのか、さっぱり解らない代物となっている。

総じて、デビュー作としての見どころも見応えもない商品であり、

個人的なファーストプライオリティは女優の性的パフォーマンスであるが、

本作においては、極々普通のAVのフォーマットにキャリアのない女優を、

無理やり押し込んだ感のあることから、当然のことながら見応えのあるカラミを

見るには無理がある故に、決して満足に足るデキではなかった。


しかしながら、そんな無能の製作陣が女優の魅力をスポイルする中、

肝心要のカラミの彼女は、微かに震えて喘ぎ悶えて感じ、緩やかに体を波打たせて絶頂する

と言う顕著ではない性的反応ではあるもののデビュー作と言う事を鑑みれば

悪くない的パフォーマンスを見せているのは上出来ではあろうし、

また、少ないながらも初セックスから絶頂を見せるなど

新人として見ればトータルで可もなく不可もなしと言った印象である。

だが、作品の中盤にベストパートがある事、即ちラストがクライマックスで締め括る構成と

なっていない事で、尻切れトンボなイメージは拭えず、


結果的に、抜こうと思えば抜ける作品である。


「まだまだコドモだね」って言われるけど、制服の中のカラダは早くオトナになりたがってるんだ― 野々原(ののはら)なずな 19歳 SOD専属AVデビュー